CONCEPT
満月ではなく満月の1つ手前
満ちる一つ前の月を良きとする日本人の心。
不足の美、未完の美、余白の美。
13番目の月、後の月
不足によってこそ、完全や満足という物ではあらわせないことが出現するとみなす。
不足をいかに美しくするかということによって、
人々の中に満足の美というものを感じさせる。
眼鏡は13番目の月すなわち後の月と同様、職人の手を離れた時点は不完全。
私たちの提供する製品を13番目の月として。
源氏物語が生まれた平安時代、季節を敏感に感じて”季に合いたる”色をまとい、.
生活の中に取り入れることは貴族の嗜みだった。
現代に季に合いたる色をまとう嗜みを楽しみ、
一人ひとり異なる持ち主と吻合した時点で完成される
福井 鯖江 謹製
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